2019年4月11日木曜日

コンミスより

皆様chお疲れ様です。ブロマスです~

もう残すところステリハとGP、本番のみとなりました。
いやはや、びゅんびゅん時が過ぎていきますね…
あさって本番だって。まじかよ。

ということで本日はコンミスのターン!たい🐟からのお言葉です。
絶対読め!どうぞ!
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こんにちは、コンミスのたい🐟です!

前回のブログで報告(?)したサボテンとワニに次ぐゲテモノを探しているうちに、もう下半期の終わりが見えてきました。
1年生からずっと、春も夏も秋も冬も火曜日木曜日土曜日を過ごしたしむすを引退する日が刻々と迫っています。

前回秋コンの前にブログを書かせてもらった時は、「次に書くのは引退の時だろうな、その時はどんな気分なんだろう」と遠い未来のように感じていたのに、もう来てしまいました…。

そんな私が春コンを目前に控えた今一番感じているのは、「一人でも多くの人の心に残る演奏会になってほしい」ということです。
聴きにきて下さるお客さんたちはきっと、しむすのバッカナール、カレリア、カリ1はどんな演奏なんだろうと楽しみに来て下さると思います。
そういう期待に応えられるような、来てよかったと思ってもらえるような演奏を目指したいと思っています。

じゃあ、心に残る演奏って何なんでしょうか。

うわぁと唸りたくなるような技術的な上手さや、耳を塞ぎたくなるような音量が心に残ることもあると思います。
他にも印象には残ることはあるけれど、それらは時間が経つと忘れてしまう気がします。
私は「何かを表現したいという気持ちが存分に込められた演奏」こそが人の心に残る演奏なんじゃないかと思っています。
音楽を演奏するとき、奏者は作曲者が譜面に書いた音符を音にして外に出します。
ということは、作曲者が直接記したものを見ているのは舞台にいる人だけで、その音符に作曲者が込めた何かを他の人に伝えられるのは、譜面から直接読み取った舞台上にいる人だと思っています。
当たり前のようなことですが…。
その読み取ったことを少しでも多くお客さんに伝えようという気持ちが込められた演奏が、聴いて下さる人の心に残るんだと思います。

別に全員が壮大なメッセージを持つ必要はなくて、シンプルに「ここはこういう色のイメージ」とか、「この音程感の響きの美しさを伝えたい」とか、何を伝えたいかは人によって異なるしそこに正解はないと思います。
でも一人一人が何かを伝えたいという気持ちを持つか持たないかで、お客さんに伝わるものは大きく変わると思います。

実は1年前に私がコンミスデビューしたときのくるみ割りでは、こういうことをあまり考えられてはいませんでした(猛反省しています)
譜面に書かれたことを忠実に、先生方に今まで言われたことをしっかり守って…という意識が強すぎて、「譜面に込められたものを表現したい」という気持ちを持つことがあまりできていなかったんです。

もちろんそういう意識も必要だと思いますが、外に何かを出すということは何かを伝えるためであって、「これを伝えたい」という気持ちは絶対に必要で、それがお客さんの心に残る演奏に繋がると思います。

でもだからといって個人個人が自分の満足のためだけに自分の表現を押し付けるような演奏するのは、オーケストラではないと思います。
オーケストラは一人のものではなく、舞台に乗っている人や関わっている全員のものだからです。
そして指揮者が真ん中にいるのは、「譜面に込められたものをこういう風に表現しようね」って導くためだと思っていいます。
その導きについていって、舞台上で全員が同じ方向を向いて「表現」できたとき、それがお客さんに伝わるのだと思っています。

そして私は聴きに来て下さるお客様の心に残ると同時に、舞台に乗る皆さんの心にも残るものであってほしいと感じます。
大学生という期間は人生で稀に見る自分のために使える時間が多くある期間だと思います。
その時間を勉強の為に使うも、バイトの為に使うも、ダラダラ過ごす為に使うも個人の自由です。
その中で皆さんは、その時間の一部をしむすに使ってこの半年以上の間3曲と向き合ってきたと思います。
だからこそ、一人一人の心に残る演奏会にしてこの半年を締めくくりたいと強く感じます。


気付いたらどんどん長くなってしまいました…。
ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。
一人一人が「伝えたい」という気持ちを存分に音に出して(気持ちが爆発して崩壊しないギリギリのラインで笑)、聴きに来て下さるお客さんにとっても、また舞台上にいる全員、そしてスタッフとして参加して下さる方々にとっても心に残る2時間にできるよう、私も残り数日できることをやりきります!
おわりです!!
〈たい🐟〉

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