2016年2月5日金曜日

ブログマスターの本質とは何か。

今日のCHはブラームス第2番の井﨑先生tuttiでした。いやー本番の4楽章は熱くなりそうですね!演奏しているほうもどうなるのかドキドキです…!
さて、しむすのひとびとのエッセンスを感じられるほっこり引退者紹介シリーズの続くなかですが、今回紹介されるのはなんと次期ブログマスター、僕です!

だから誰だよ!はいツッコミありがとうございます。
今回は、次期ブログマスター任命までの変遷とみほるんさんへの憧れを語るので僕が誰かはどうぞご推察くださいませ。

はじめに白状しておきますと、実は僕、図らずも次期ブログマスターみほるんさんポストを狙っていました。(図っていないということは、つまりただの妄想です。)


まず、僕はみほるんさんと同じホルンパートです!
ついに次の演奏会は17の先輩方の引退コンとなってしまいますが、同時に中プロでは18がトップデビューを飾る演奏会でもあります。
そのデビューの中プロ曲、ホルンでは17のふたりに手伝っていただくことになってしまい(メインの前に降ろさずしかもこれによって全乗りにさせてしまう鬼の諸行)、ほんとうに最後の最後までお世話になってしまったとおもいますが、
じつは、ホルンパートには16の代の先輩はいなかったため、入部当時から2年間、交響曲はほとんど同じ17・18のメンバーでのってきた訳であります。
最後まで舞台から降ろさず恐縮ではありますが、17の先輩方と一緒に曲をできること自体もふくめなんと最後に前例を飾れるなんて、傲慢にも嬉しくおもっています。ふふふ。

さらに2年次のキャビも、ブログマスターみほるんさんと同じ広報でした。17の先輩による充実した引き継ぎ資料とバックアップによってなんとかあの膨大な作業をこなしてくることができました。(及ばぬ点ばかりですが…!)
しかしフライヤーのデザインはすーごく楽しいですね!!
ちょうど1年くらい前になるんですねー。みほるんさんの、広報です、チラシできましたーというあのFacebookの投稿になんと憧れたことか。
そしてあの鮮やかな青に、ロシアンな黄色と赤のいちごと植物のパターン、白抜きのCMSをかたどる流線形のフォント。
広報は実際にやってみると思った以上に大変ですが、それ以上に、これだけ計画性や周囲との連携連絡など気配りの必要な仕事をミスなくていねいにやってきた先輩方を尊敬しますし、あの素敵な仕事ができるなんてほんとうに楽しく光栄です。


そして、同じホルン、広報からのブログマスターというコースのほかに、みほるんさんポストを目指しうる、もう一つのファクターが実はあったのです。

それは去年の夏の話です。
毎年夏合宿で行われる伝統行事、次期執行代の役職を決める場であるコンクラーベに出席せず、なぜかイギリスで夜な夜な広報として秋コンパンフレットづくりに励んでいた僕。
日本に帰ってきたあと、ホルンパートトップでありしむすのアイドルさりぃ先輩に、そういえばキャビ何やるの?と訊かれたとき、アッ何もやりません、と答えると、
「じゃあニートだね!(o^^o)」
といつもの輝く笑顔で答えてくださったアイドル業もこなす不動のホルントップさりぃ先輩…
いや、そうなのです、僕はもともとさりぃ先輩に与えられし聖なる称号"ニート"として生きていく予定だったのです。

そしてそれは、ホルンとしての役割のほかには執筆活動だけに専念し、しむすの影の支配者(byだんちょーさん)となったみほるんさんポストと同じコースを意味したはずなのです。
はずなのです!

それがどういう訳か、次期団長から次のブログマスターやりませんかーというお声のかかるまでにいつの間にかほかにいくつか仕事をすることになっていたのでした。あれれ〜〜?おかしいな〜…!?ぼくの優雅な執筆生活(妄想)が…!!
人間とは何も持たざる存在として生まれてくるのに、なぜ気づけばこんなにもいろいろなものを背負ってしまうのでしょうか。

いや知るか。
とまあ過ぎ去った過去とホルンパートへの熱い思いを反芻し、僕は今夜も哀愁の記憶に染まったのであった。
春コンまで、もうすこし。夜よ、いますこしがんばらせてくれ。

<ながつきいつか>





追記「『ブログマスターの本質とは何か』とは何か」
過去は変えられないから今が大事だとかよく言われますが、しかし過去は、未来を作ることもできるのかもしれません。

実は僕、ICUの今年の冬学期(!)ではゴロチ(!)の300番台(!)をとっています。(※他大生なので単位はとれません)
文献講読の授業なのですが、先日その授業をとっている副木管リーダーに頼まれて彼の担当論文を半分発表することになってしまいました。()

まあしかしその文献はドイツ語原文の英訳に基づく逐語霊感訳であり、もはや日本語の原型をとどめていませんでした。まじでやばい。
しかもその発表の前日まで僕は自分の大学の試験があるという、神の与えた試練としか思えないようないかにもやばい日程だったため、テスト期間中にも関わらず僕はすこしずつその論文を読み進めなきゃならず、前日は徹夜するはめに。
まさか、高度な神学的議論のために地獄を見ようとはね……

さて、ここで僕が読んだのは、20世紀初頭のドイツの神学者トレルチの論文「『キリスト教の本質』とは何か」。
そうです、『ブログマスターの本質とは何か。』とは、この論文タイトルをオマージュしてみただけなのでした。でもせっかくなのですこしだけ続きを書いてみようかな。

トレルチの論文は、『キリスト教の本質』という当時ドイツで人気を博していた本への反対論文なんですね。
ここでトレルチは、
「本質とは、本質形成である」
といっています。(有名なトレルチ・テーゼ)

本質を理解するには歴史の発展をちゃんとみることがだいじだけど、逆に過去の意味はその先にある現在、未来によっても変わる、というのです。
過去のとらえ方・認識は現在の態度にかかわり、そして現在のひとりひとりの立場・どうありたいかという理想が未来を作る、つまり形成の過程が過去の意味をつくっていくとも言えるのではないか、と。
ふむふむなるほど。

ところでブログって、ウェブのログの略で、すなわちブログも過去の記録なのですね。
ということは、ブログを書くことは過去を見つめることでもあり、現在につながることでもあり、同時にそれは形成でもあるのかもしれません。
そしてそのブログがどうあるかは、CMSを織り成すひとりひとりにかかっている。
つまり、今までブログマスターとして「CMSな日々」をつくってきたみほるんさんは、CMSのみんなとともに、実はCMSの未来をつくっていた……!?

いやー、やはりブログマスターみほるんさんはすごいんですねー!結論:みほるんさんは影の支配者、と…(めもめも)
みほるんさんには「楽しくクリエイティブな記事」を書くだけです!と頼まれましたが、それは今までみほるんさんは楽しいCMSをクリエイトしていた、ということに違いない…!!
「ブログマスターは、CMSをつくる」!(ナガツキ・テーゼ)
生きていればたいへんなことももちろん多いけど、それでも「楽しくする」って、難しくてすごいことだとおもいます。広報だけでなく、やっぱりクリエイティブで繊細なみほるんさんのお仕事、さてさて僕はどう引き継いでいくのか??
このあとブログマスターが世代交代しても、これからも楽しく音楽できるCMSを伝えていけたらいいなとおもいます。どうぞよろしくね。

<調子に乗ったながつきいつか>

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