2015年6月29日月曜日

僕と彼女と音楽と

最近SNSを開くとレインボーですね
日本もいつかレインボーになるんでしょうか

先日行われた、サンリオのキャラクター大賞では、なんと一位がポムポムプリンだったらしいですよ。
マイメロディがキティちゃんに勝ったときは驚いたものだけど、時代は進むんですね
(…いや、ポムポムプリンって結構古いから進んだのか戻ったのか分からないけど)

そんな時代の流れを感じる今日この頃ですが、今日から夏休み明け初のCHが始まります!!
皆、楽器を忘れずにね!←
他大生はまだ学校なんですよねー、
こういうときに初めて他大生が意外といることを実感します 笑

さて、ここのところずっと17にブログをお願いしていたので、時代の進む世の中に合わせて18のぽえーたさんにお願いしました。
18の皆さん、私から突然ブログの依頼が来てもびっくりしないでくださいね(^^)
(訳:びっくりするくらい唐突に、しゃべったことない18にも依頼するつもりだから覚悟しててね)
〈みほる〉
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「なんで音楽やってるんだろう」
考えたことある?という顔で、ドヴォルザークの新世界の練習のあとの帰り道の夜、同期の理系女子が僕に問い掛けたことがあった。
「んーなんでだろう……好きだから?」
こういうこと、考えたことがない訳ではない。
ただ、どうも僕は惰性で音楽を続けているような気がしていた。
考えてみれば、そもそも音楽をはじめるきっかけは好きだったからだとか、興味があったからだとか単純なものだったとおもうけれど。曲を練習しているあいだは単純に楽しいと思えないときも、人間関係に疲れるこもあるだろう。
それでも音楽は、いつの間にかやめるには自分にとって大き過ぎる存在になっていた
「好きか、それでやめられないのも辛いよね」彼女が言った。
僕がどういうことかと訊くと
好きでも自分の思うような音楽にはなかなか辿り着けないっていうか」
「うん、目指す方向も、どうしたら目標に達せるのかも分からないよね」
単に努力が足りないだけかもしれないけどね、と彼女は苦笑いした。
月明かりに照らされた笑顔を見ていたら、急に思い付いた。あー、ひょっとしてこんな感じ?
「何?」と同期は興味津々に訊いてきた。
「自分にとって音楽は、報われない恋みたいなものかな?好きだけど、なかなか近付けなくて苦しいのに、どうしても好きで離れられない感じ」
「なるほど。数学みたい」と彼女は呟いた。
えーと。
僕がうまく意味を飲み込めてない顔をしていると、彼女は続けた。
「わたし数学好きなんだけど、やっぱり、難しすぎるんだよね。理解したくても全然近付けなくて」
「そういう感覚かもしれない」
「素粒子理論と宇宙科学ってさ」
はい。
ミクロとマクロで正反対の視点なのに実はものすごく深く関係しているんだよ」
うん。
「だから、何か大きなものを掴もうとしたら、いちばん足場から固めて行かなきゃいけないのかも、といま思った」
「言いたいこと分かるよ」
なんて話すうちに夜道の中そこだけやけに明るい電灯の下の交差点に出て、じゃあねと言ってさよならした。
答えは見つからないけれど、それでも僕たちは新しい朝を期待してしまうのだった。

(☆この作品はフィクションです。実在する人物、地名、団体とは一切関係ありません。)

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