2016年9月13日火曜日

スーパー・アリオ・ブラザーズ

   こんにちは。皆様は夏バテなどせずに元気にしておられますか?そろそろ夏休みも終わり日常の世界に戻られる頃でしょうか。こちらもあと1ヶ月もすれば秋のコンサートの時期となりました。もうすぐ秋です。
紹介が遅れましたが、フルート吹きの蟻です。なぜだかここで文章を書いてます。秋の定演の練習で技巧的なこともさることながら表現の仕方にも悩まされているついこの頃です。
    さて、楽器を演奏される皆さんは普段どのような気持ちで楽器を演奏しているのでしょうか?おそらくその譜面ごとに表現を適当なものに多様に変化できる人が良い奏者になっていくのだと思います。
    しかし、僕の場合はいつもどんな曲の時も譜面とその作曲家を倒すイメージで吹いてしまっています。嫌なパッセージやフレーズをこなして打破していくというイメージです。だから不思議と音が攻撃的になってしまうことがあります。ロマンスの表現をするものでこれをやってしまうので、恋愛の中にいきなり喧騒や戦争が混ざり込んで戦地で愛を語るまたは愛し合うカップルの浮気がばれた時の修羅場のような状態の音楽に導いてしまっているような気がします。ここらへんですみませんと申し上げておきます。
    今までの話を例えるならあの有名なゲームのスーパーマリオです。お姫様を助けるというラブロマンスのはずが、お話の大半はキノコを踏み、亀を蹴り飛ばし、肉食花を燃やし、しまいには恋敵のクッパを火の海に落とすという残忍極まりない非情なお話になっています。僕の表現もそのようになってしまっていることがあるということです。
   分かってはいるけど止められないこともあります。しかし、僕の表現方法もこの1ヶ月でチャイコフスキーのロマンものにあった表現に適したものになるようにしていきたいと考えています。どんな曲に仕上がったかぜひ本番を聞きにいらして下さい。
   それでは皆様次は10/9に所沢ミューズで会いましょう!

〈フルート吹きの蟻〉

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